助産師は、安全に分娩を行うための介助をするのが主な仕事で、昔の「お産婆さん」にあたります。
分娩を介助する技術はもちろんのこと、出産直前で不安な精神状態の妊婦を精神的に支えるのも重要な仕事のひとつです。
出産についての指導や新生児の育児相談等も行うのが一般的で、妊娠期間中から新生児の育児期間中まで、女性の出産前後期をトータル的にサポートするのが助産師の業務です。
助産師の活躍の場としては、医療機関や保健所が一般的です。
数年間助産師としての臨床経験を積んだ後、管轄の保健所に業届けを提出して、独立開業して事業を始めることも可能です。
開業した場合は地域に密着した仕事になるので、地域の人脈をうまく作ることができる人は高収入も期待できます。
助産師資格を取得できるのは女性だけに限られているので、代表的な女性の資格といえるでしょう。
【受験資格】
看護師国家試験に合格した者、または看護師国家試験の受験資格がある者のうち次のいずれかに該当する者。
1.文部科学大臣指定の学校で1年以上、助産に必要な学科を修めた者
2.厚生労働大臣指定の助産師養成所の卒業者
3.外国の助産師学校を卒業または助産師免許を得た後、厚生労働大臣から1.または2.と同等以上の知識と技能を有すると認められた者
【試験日】
2月（年1回）
【受験地】
北海道、青森、宮城、東京、石川、愛知、大阪、広島、香川、福岡、沖縄
【試験内容】
基礎助産学、助産診断・技術学、地域母子保健、助産管理
【受験料】
5,400円
【問い合せ先】
各試験地の地方厚生局
厚生労働省医政局医事課試験免許室
