作業療法士は、「理学療法士及び作業療法士法」にもとづく国家資格です
作業療法とは、身体又は精神に障害のある者に対し、主としてその応用的動作能力又は社会的適応能力の回復を図るため、手芸、工作その他の作業を行なわせる療法のことをいいます。

作業療法士は、医師の指示のもと、障害のある方に手芸や工作等さまざまな活動を用いて、諸機能の回復・維持および開発を促す作業活動を通して治療、指導、援助を行います。
作業療法士の活躍の場は、病院やリハビリテーション施設、社会福祉施設、地域の保健センターなどになります。

医療者として科学的な根拠にも続く療法を、患者の思いに寄り添える優しさもって行うことが必要であり、女性の適性が活かされる職業であるといえます。
医師、理学療法士、精神保健福祉士など他の職種の担当者と連携して慮法を行うため、協調性が要求されます。
社会的需要は高いので、就職には有利な資格であるといえます。

 

【受験資格】
1.作業療法士養成校(4年制大学、3年制短期大学、専門学校)卒業者
2.外国の作業療法に関する学校若しくは養成施設を卒業し、又は外国で作業療法士の免許に相当する免許を得た者で、厚生労働大臣が認めた者

【試験日】
2月~3月(年1回)

【受験地】
筆記試験:北海道、宮城県、東京都、愛知県、大阪府、香川県、福岡県及び沖縄県
口述試験及び実技試験:東京都

【試験内容】
筆記試験:
一般問題
解剖学、生理学、運動学、病理学概論、臨床心理学、リハビリテーション医学(リハビリテーション概論を含む。)、臨床医学大要(人間発達学を含む。)及び作業療法

実地問題、及び口述試験及び実技試験:
運動学、臨床心理学、リハビリテーション医学、臨床医学大要(人間発達学を含む。)及び作業療法

【受験料】
10,100円

【問い合せ先】
厚生労働省医政局医事課試験免許室