介護保険制度において、介護サービスを提供する事業所や施設には、保険者への介護報酬請求という業務が必要となっていますが、その業務を処理するのが介護事務管理士です。
その業務能力・スキルを認定するのが、介護事務管理士技能認定試験です。

高齢化社会を目前にして、介護関係の仕事におけるニーズの増加とともに、介護事務のニーズも高まることが予想されます。
介護事務の業務を行うためには、現時点では特に資格が必要なわけではありませんが、この資格を持っていることで、介護事務全般のエキスパートであることをアピールできます。

ただ、介護関係の仕事に就くことを希望するのなら、仕事を事務に限定するよりは、介護福祉士のようにサービスを提供する業務もこなせる上に介護事務もできるという人の方がよりニーズがあると思われ、そういうアピールの仕方で有効に使える資格であるといえるかもしれません。

試験では、学科試験の他、介護給付費明細書を作成する実技試験もあります。
現時点での難易度はそれほど高くはないようです。

 

【受験資格】
特に制限はありません。

【試験日】
1月・3月・5月・7月・9月・11月の第4土曜日(年6回)

【受験地】
札幌・旭川・仙台・福島・山形・盛岡・東京・横浜・千葉・埼玉・甲府・群馬・栃木・茨城・新潟・長野・名古屋・三重・静岡・f浜松・金沢・大阪・奈良・神戸・京都・岡山・島根・広島・松山・高知・福岡・宮崎・熊本・沖縄

【試験内容】
学科試験:
法規(介護保険制度、介護報酬の請求についての知識)
介護請求事務(介護給付費単位数の算定、介護給付費明細書の作成、介護用語についての知識)

実技試験:
介護給付費明細書を作成するために必要な知識(居宅サービス、施設サービス)

【受験料】
5,500円

【問い合せ先】
株式会社 技能認定振興協会